シマノXTR BR-M9100が壊れ(てい)た話

  私のチタンMTB号は、当初フルSLXで組んでいました。2021年、コロナ禍での部品供給不足により、ブレーキパッドが単品で手に入らなくなったことを気に、M9100系XTR、それもポストマウント&2ポッドのものに組み替えました。



 M9100系XTRのブレーキは、ポストマウント&2ポッド/フラットマウント&2ポッド/ポストマウント&4ポッドの3種類から選べます。ポストマウント&2ポッドの仕様のものだけが、モノブロックキャリパーとなっています。それにしてもモノブロックキャリパーっていい響きです。その上、マグネシウム合金削り出しと書かれています。

M9100発売時のワイズロードの記事を見ても、マグネシウム製であることが確認できます。
URL:http://www.ysroad.net/shopnews/detail.php?bid=436473
魚拓URL:https://megalodon.jp/2023-0808-1830-43/www.ysroad.net/shopnews/detail.php?bid=436473



アスキーサイクルさんの販売サイトでもマグネシウム製とあります。

https://megalodon.jp/2023-0808-1827-36/https://www.askeycycle.com:443/shop/products/detail.php?product_id=11948

https://www.askeycycle.com/shop/products/detail.php?product_id=11948


 ところで、このM9100系XTRの2ポッドポストマウントブレーキであるところのBR-M9100、購入当初よりブレーキパッドに油分が入ったときのフィーリングがありました。私の施工ミスで油圧系統のオイルをこぼしてしまった可能性を鑑み、自分でブレーキパッドを交換しましたが、しばらくすると元の木阿弥です。時々ブレーキパッドを外しブレーキクリーナーで誤魔化しつつ運用していたのですが、流石にブレーキキャリパーからの漏れを疑い、シマノお客様サービスセンターに電話したところ、「着払いで構わないので送ってください」とお返事がありました。その通りにすると、シマノから「ブレーキキャリパーのオイル漏れが確認できた、保証期間内なので交換品をお送りします」と連絡がありました。

 さて、送られてきた交換品BR-M9100キャリパーですが、組み付けてみた所、オイル漏れもなく正常に作動しました。ところが、手に持ったときの質量感、温度感になにか違和感がありました。なんとなくシマノのサイトを確認してみると……


アルミニウムに変わっとるやないか。

URL:https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/xtr-m9100/BR-M9100.html

つまり、マグネシウム→アルミニウムに材質が変わっていることが違和感の原因でした。どこにも告知されていないので、サイレントで材質変更がなされているということです。

 改めて考えてみると、マグネシウムは極めて大気中で酸化しやすい物質であるがゆえ、極めて手の込んだ表面処理&塗装が必要です。ディスクキャリパーのピストン部分にも当然、分厚く表面処理&塗装がなされているはずです。これは私の想像なのですが、分厚い表面処理をした結果、ピストン部の精度が悪くなり、オイル漏れが多発したのではないでしょうか(BR-M9100がオイル漏れする話は、私の観測範囲でも多々聞きます)。シマノは、最終的に諦めて、アルミニウムにサイレント仕様変更したのでしょう。"それってサイレント仕様変更していい範囲を超えていない?"だとか"リコールにならないんだ……"とか思うところはありますが、私の場合は直ちに対応してくださり、完璧な代替品が送付されました。XTRの保証期間は3年間ですので、なんかブレーキの調子が悪いなーという方はお早めに問い合わせると良いですヨ。


20230808追記

 M9100は最初からアルミニウムキャリパーでした。マグネシウムキャリパー説は誤表記で、最初からアルミニウム製だったようです。


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