ブロンプトンを買った話

"自転車オタクによる、自転車オタクのための折りたたみ自転車"


 

 10年ぶりに自転車を買いました。車種はブロンプトンのCライン、外装2速のローハンドル仕様です。車種選定の理由はボクスターのフロントトランクに入りそうだからです。というわけで購入したブロンプトンですが、986ボクスターのフロントトランクには入りませんでした。完。

(サドルが飛び出している)


 というのも、986/996型にはテンパータイヤが搭載されており、それによりフロントトランクの空間が圧迫されています。そのため、シートポストを抜いてやっとブロンプトンが収まります。(987/997型以降であればそのまま載ります)



 ところが、ブロンプトンのシートポストには下の末端が太くなる加工が施されています。これは、シートポスト内部の樹脂シムを調整して仕込むことで、シートポスト引き上げ上限値を設定する機能があるためです。最初に最適なポジションに合わせて樹脂シムで引っかかるようにしておくことで、とりあえず引っかかるまで引っ張ればポジションが出せます。

 私はポジション大雑把人間なので、納車時にこの末端部をカットしてもらい、シートポストを引き抜けるようにしてもらいました。小径車のシート高さなんてええ加減でええねん。

 ところが、ブロンプトンのシートポストを引き抜くと、また別の問題があります。ブロンプトンのシートポストは、折りたたみ時に下に飛び出すことにより、折りたたんだリア三角がロックされる機構になっています。

 ロックされなくなると非常に困るので、仕方なくフレームとリアホイールをベルクロで縛ることにより固定しています。やはりブロンプトンは純正にて最強で、ブロンプトンのカスタムは基本的に百害あって一利ギリギリあるかな……くらいのものです。どうしても986/996のフロントトランクに入れたい!などの理由がなければシートポストは引き抜かないでください。というのも、ブロンプトンの左側ペダルを畳んだ状態でリア三角を展開すると、干渉してフレームにガッツリ傷が付きます。ヤフオクでブロンプトンを検索すると、やらかした個体をたくさん目にします。気をつけないとですね……

 ブロンプトンの折りたたみ機構に関しては、純正状態で完成されています。折りたたんだ際のサイズは小さく、密度が非常に高いものになっています。各部品が本当にきれいに密集して、小さく収まります。写真右は比較用のストライダですが、その小ささと密度感がよく分かると思います。(もちろんストライダにも利点があります、畳んだ状態でホイールを接地させて転がせること、組み立てに蝶番を回す部分がないことなど……)


 さて、走行性能に関してですが、思ったより速い、ママチャリ以上クロスバイク未満あたりのラインですね。25km/hくらいまではサクッと出ます。もう一点、ブロンプトンはギア比が結構高めです。トップギアだとケイデンス90くらいで35km/hくらい楽に出るくらいです。イギリスを旅行していたときに思ったのですが、イギリス人は基本的に自転車をかっ飛ばします。そこらへんの実用自転車乗ってるオバチャンですら、信号青になったらダンシングでかっ飛んでいきます。ロードレーサーは40km/hくらいで巡航してます。そらウィギンスもピドコックも生まれますわ。というわけでイギリス人の作ったブロンプトンは、ちゃんとBattle  Kuetta Machineです。ブロンプトンは自転車乗りがちゃんと満足できる仕上がりになっております。


 各社から折りたたみ自転車は出ていますが、ブロンプトンが一番オススメです。ダホン・ターンはパンピー向けの簡便な折りたたみ機構がある一方でポジションと折りたたみサイズと剛性に妥協があり、アレックスモールトンは元々が折りたたみ自転車として設計されていないのでイケていない点が大量にあります(いわゆるブリヂストンモールトン、あれが元々の形です)。


 自転車乗りの仲間たちでブロンプトン買って、まったりサイクリングして「けいおん!」1期のOPごっこをやったらきっと楽しいことうけあいです(絵面は考えないものとします)。みんなブロンプトン買おう。Here We Go♪




コメント