ホイールについて part1 -井上論文と結線-

 自転車界隈で燃えがちなスポークの結線ですが、まず効果はある派とない派に分かれています。 中には自信を持って結線には効果がないと言い切っていいる人達がいます。おそらくですが、自転車界隈で持て囃されていた"井上論文"というものの影響でしょう。これは井上重則氏による自転車関連の論文の数々であり、その中にホイールに関する実験があります。
 その中ですでに結線したホイールと結線していないホイールを比較実験して、「剛性は変わらない」という結論が導かれているものがあります(井上重則.組み立て条件による車輪の強度.自転車技術情報(32).1986年.P33-39 2020年3月確認)。そこによれば、結線しても横剛性と縦剛性、スポークテンションは良くはならないという結果が記されています。おそらくはこれをもとに結線には効果がないと自信を持って言っている人達がいるのではないか?と考えています。
 しかし実感を持って結線には効果があると言う人もたくさんいます。私は手法によっては大きな効果が得られると考えています。なぜでしょうか。元の文献にあったって、井上論文で実験された要素以外でどのような要素がありうるのかということを考えててください。そしたらなにかが見えてくるはずです。まさかここまで書いているのに、実験手法や条件や評価項目を見ずに結論だけ鵜呑みにして”結線には効果なし!!”と触れ回るような反知性主義者はいないと思いますが(笑)。

ついでにみんな大好きライトウェイトの結線を置いておきます。ではまた。

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